シミ対策にハイドロキノンとは!?

ハイドロキノンとは

ハイドロキノンは、美白治療薬として長年アメリカで使われてきた成分です。お肌の漂白剤とも呼ばれています。ハイドロキノンの効果は、アルブチン酸やコウジ酸に比べて10倍から100倍とも言われており、シミに悩む多くの人を助けています。

「メリット」
ハイドロキノンの有用性は、シミの原因となるメラニンの生成を防ぐだけでなく、強力な還元作用によりできてしまったシミにもアプローチするにあります。そもそもシミは、メラニン色素が排出されず表皮に蓄積し、年齢とともに肌のターンオーバーが停滞するために増えていきます。ハイドロキノンは、メラニン色素を作らせない働きと、できてしまったシミの排出を促す美白成分として、両方のアプローチが可能です。

「デメリット」
ハイドロキノンは高い美白効果がある一方で、細胞毒性も持ち合わせています。そのため、使用の際は注意が必要です。ハイドロキノンの効果が期待できる濃度は4%~5%です。これ以下では効果が薄れ、これ以上の濃度では肌荒れやかぶれなどのトラブルを引き起こす可能性があります。刺激が強いため、肌が弱い方や心配な方は、使用開始前に腕などに塗布し、刺激がないことを確認しましょう。

ハイドロキノン3つの効果!
①シミを作らせない
②メラサイトを破壊する(シミができにくくなる)
③できてしまったシミを還元する

ハイドロキノンの効果があるのは後天的なシミ!
後天的なシミとは、紫外線やストレス、炎症や傷跡、ホルモンバランスの乱れなどの要因によって生じるシミのことです。
(遺伝的なシミ、子供のころからあるようなシミには効果を発揮しません。)

レチノールとの併用がおすすめ!
ハイドロキノンは効果的なシミ治療の成分ですが、浸透力はあまり高くありません。このため、ハイドロキノンにはトレチノイン(ビタミンA処方薬)やレチノールとの併用が推奨されています。

副作用

①肌の赤みや炎症(刺激によるもの)
②白斑(5%以上の製品で出やすい)
③ハイドロキノンアレルギー

ハイドロキノンのリスク!

長期にわたって使用すると、白斑が出現するリスクが高くなったり、効果が出にくくなったりします。そのため、3~5ヵ月使用後一度休薬期間が必要です。

注意点!

酸化・変色しやすいため、冷暗所で保管。夏は冷蔵庫がおすすめ。
使用中は日焼け対策が必須!
妊娠・授乳中は使用不可!
海外製品は濃度の表記が正しくないことも。使用には注意が必要。
市販のハイドロキノンは濃度が薄いため、医療機関での購入がおすすめ。
(2%以上のものは医療機関での購入が必須となります。)
注意は必要ですが強力な美白作用のある化粧品です。
気になる方は、ぜひ一度試して見られてはいかがでしょうか?

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